阪神百貨店と古本のお話
2022.08.18
8月はじめの休日、阪神梅田本店で行われた「夏のHANSHIN古書の市」に行ってきました。
1時間半ほどグルグルして購入したものを紹介していきます。
終始ワクワクしながら良い買い物ができました。
中でも篠山紀信の「カメラ小僧の世界旅行」がお気に入りです!本文の紙が薄く滑らかで触覚的な懐かしさが込み上げつつ…ページをめくると、溢れ出るエナジー
やはり猛烈に写真が好きな人が撮る写真は圧倒的でかっこいいです。
恵文社のオンラインストアでも購入できるようなので、是非。
現在品切れ中です。
カメラ小僧の世界旅行|1977年初版
3年間の月日と2万枚のフィルムを費やした篠山紀信37歳頃の仕事のひとつである本書。アメリカ、インド、シベリア、中国など当時の日本人にはなかなか知り得なかった各国のリアルな様子を激写。人、建物、鉄道、食。それらを文化のるつぼからすくい上げた、ラフで刺激的なようでいて丹念な仕事ぶりがページからも伝わります。ギラギラとしたアートディレクションと赤塚不二夫のイラストが一体となり、どこかキッチュで懐かしくも新しい世界。美女を撮るのも忘れずに。
9Fのフードコートで空心の麻婆豆腐をハフハフ食べて、汗を垂れながら古本に溺れた後は、
B2Fの阪神バル横丁でクミン枝豆をつまみにクラフトビールを飲んで涼みました。
猛暑ならではの良き休日の思い出です。