思い出の味のお話
2022.11.08
子供の頃から通い続けているお店や思い出の味はありますか?
うちは両親共働きで外食が多かったため、思い出の味、お店がたくさんあります。
ファミレスや中華屋、廻る寿司など。その中の1件が「喫茶 コンパ」
喫茶店メシ好きになったルーツのお店です。
小学校低学年から通っていて、鉄板の上に乗って出てくるイタリアンスパゲティーやフレッシュジュースが大好きでした。
社会人になって実家に帰る頻度も減った頃、コンパさんは一度移転されましたが、以後も折に触れ家族で通い続けました。ご家族経営の小さな喫茶店です。
冬といえば、牡蠣。
牡蠣といえば、カキフライ。
カキフライといえば、コンパ。
少し肌寒くなった頃に思い出す、喫茶 コンパの牡蠣フライ。
先週末、父を誘って出掛けました。
変わらないボリューム。変わらない味。
あの味です。
メニューには記載がありませんが、
熱々のお味噌汁も絶品です。
付け合わせにマカロニサラダとスパゲティ、
たっぷりタルタルソースが脇を固めます。
終盤にはウスターソースで味変を!
食後にはいつも熱々ホットコーヒーを頼みますが、
この日は暑いくらいの陽気だったので、
ミックスジュースとミルクセーキをオーダー。
ミルクセーキなんて…30年振りくらい。
センチメンタルな思い出の味が上書きされました…
話は変わって、
私はとにかく食べることが好きなのですが、
この数週間で飲食に関して感動したことがふたつ。
ひとつ目は、孤独のグルメ シーズン10のメイキング。
ある飲食店のオーナーさんが、ご自身を演じる役者さんの演技を見て涙をこぼされているシーンを見て、
もらい泣きをしました。「夢中で働いていたら30年経っていた..」という台詞でした。
孤独のグルメは大好きで全編観ていますが、
シーズン9とシーズン10はコロナ禍中に撮影されているため特に感慨深いです。
パリ在住22年のアラフォー、フランス政府公認ガイド、リョーコさんの動画です。
ふたつ目は、YouTubeの @Ryoko Paris Guide
食いしん坊で、可愛いもの好きで、もちろん知識豊富。
喋りはもちろん、ご友人も個性派揃いなので掛け合いの面白さにも惹き込まれます。
ピエールエルメでマカロンを買う際には「箱は要らない」と言うと箱代は取られないそうです。
そういったことを屈託なく伝えてくれるのが楽しくて、
夢中になってほぼ寝ずに全動画を観てしまいました。(1.5倍速)
円安で燃料代も高騰しているので今年〜来年はまだ無理ですが、
いつかパリへ行きたい!という衝動に駆られました。
リョーコさんが美味しいもの、美味しい店、可愛いものを紹介してくれはる熱量に感動しきり。
理不尽なサービスには容赦なく厳しいとこもまた良くて…
南仏でのバカンスの過ごし方も素敵なんです。
コロナ禍中を皆で支え合い、互いを気遣いながら乗り越えたパリの様子も垣間見え、
とても心強かったのですが、
それはパリに限らず、世界じゅうに平等に与えられた試練であり克服でしたね。
何より、また家族とコンパに行けて良かったです。